叶えたい夢を持っている人にお薦めの本があります。
以下は著者である中井俊已氏のメルマガ
「心の糧・きっとよくなる!いい言葉」からの転載です。
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来週発売される新刊『奇跡を呼ぶ天使の贈り物』には、
ある夢を叶えたい主人公の女性がでてきます。
(この女性は、著者の分身みたいなものです。
登場人物、すべてそうですが・・・)
この女性が、東京から長崎に向かう飛行機の中で、
自分の夢を手帳に書く場面です。
横には、天使(天ちゃん)が乗っています。
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あたしは手帳を開いて書いた。
絵本を書く。
機内は揺れているので、字がおどった。
その字を見ながら、この夢は本当に叶うのだろうかと思った。
天ちゃんが横から言った。
「これじゃあ、叶わないよ」
「えっ?」
「いつか書こうと思ってるんでしょ。それじゃあ、無理だよ。
前にも言ったけれど、夢の叶う日も決めることが、
夢に近づく一歩になるんだよ」
「そ、そうよね」
でも、とあたしは考えたが、この夢はそんなに簡単なことじゃない。
明日、遅刻しないなら、今日と明日の朝、がんばればできる。
ダイエットなら月日はかかっても、
数字をみながら自分ひとりのがんばりでできる。
でも、絵本を書くなんて簡単じゃない。
まず、やったこともない。
それに自費出版するにはお金がすごくかかるだろう。
そんなお金はいまのあたしにはない。
そうかといって、出版社から出してもらうなんてことは考えられない。
そんな才能も実力もコネもないからだ。
「ミーちゃんはいま、できない理由を考えてるね」
「えっ?」
「できない理由はいくらでもあるよ。できない理由は誰にでもあるんだよ。
それは、いつでもなくならないんだ。
自分で自分に限界をつくったらダメだよ。
自分の可能性を否定してはダメ。
本当に夢を叶えたければ、できない理由でなくて、
できる可能性をさがすんだ。可能性はきっとあるよ」
そうだ。何ももっていないようなあたしだけれど、可能性はある。
だから始めからあきらめてはいけないんだ。
可能性を自分でつぶすのはやめよう。
何もしないうちから、あきらめるのはやめよう。
どれだけ自分の夢に近づけるか、わからない。
でも、やってみよう。
はじめるために、まずゴールを決めよう。
あたしは自分の可能性を言葉にして、
さっきのおどった文字の横につけたした。
来年の12月30日までに出版する。
つまり、今日から一年以内に出版するということだ。
もし叶ったら、あたしには奇跡のような出来事に違いない。
『奇跡を呼ぶ天使の贈り物』P.124~125
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主人公にとっての夢は、
「明日、遅刻しない」
「ダイエットをしてスマートになる」
「絵本を書く」
「素敵な人に巡り会う」
などというようなものです。
ここまで読んだあなたも、
自分なりの夢をもっていることでしょう。
その夢を叶えたいと思っているのでしょう。
叶えるためには、
「いつまでに叶えるか」
という期限をつけた方が叶いやすいのです。
たとえ無理だと思えるようなことでも、
明確な目標にして前に進んでいけば、道は開けてくるものです。
一所懸命やっていると
思いがけず応援してくださる人も現れるものです。
ともかく、「いつまでに叶えるか」を決める。
夢に期限をつけることをおすすめします。
実は、私も本を書くときはそうしています。
1冊目からそうしています。
30冊を超えたいまでも、そうしています。
「いつでもいい」「やれるときにしよう」と思っていたら、
たぶん1冊も書いていなかったでしょう。
ゴールを決めること。
期限を決めること。
それができれば前に進むことができます。
1歩1歩前に進めば、必ず夢の実現に近づいていけます。
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出典:拙著『奇跡を呼ぶ天使の贈り物』(来週23日木曜日発売です)
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