日本の仏教宗派・曹洞宗の開祖
道元禅師とその弟子のやりとり
弟子が道元(禅師)に聞いた。
「人には皆、仏性があるというのに
成功する人としない人がでるのはなぜか」
すると道元は
「努力する人としない人の差だ」と答える。
弟子は、
「人には皆、仏性があるのに、
なぜ努力する人としない人がでるのか」
と食い下がる。
道元は、
「努力するものは志をもち、
努力しないものにはそれがない」
と答える。
さらに弟子は食い下がる。
「仏性をもつ人間に、どうして志の有無がでるのか」
すると道元は
「志のある人間は、
いつか自分は必ず死ぬということを知っている。
それにひきかえ、志のない人間は
自分が必ず死ぬということを
本当の意味で知らない」
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自分がいつか必ず死ぬということを
ほんとうの意味で知るとはどういうことか?
今日一日が、いまこの瞬間が
いかに大切な時間であるかということを
知るということなのでしょうね。
人間は、
日々どのような生き様を送ってきたのかが、
顔つきやオーラに素直に表れるといいます。
”毎日を一生懸命に生きる”
この言葉を今年は大切にしたいと思います。
※参考:経営者用メールマガジン『がんばれ社長!今日のポイント』
作者:武沢 信行 2008年1月8日号 VOL.1826 より