一週間はどうして7日周期なのだろう?
そのなかに1日、日曜日というものがあって
ほとんどの国で休みの日になっているのは何故なんだろう?
そんなことを考えたことはありませんか?
世界中のほとんどの人が、
暦の上で週に1度は労働を休むようになったのは、
実はキリスト教やユダヤ教の影響なのです。
『旧約聖書』の「創世記」、
「第7の日に、神はすべての創造の仕事を離れ、
安息なさった」(2章2節)
ことに由来しているのです。
日本に日曜日ができたのは、
明治時代になってからだそうです。
日本人は働き過ぎだと昔から言われています。
休息のとり方が下手なのかもしれませんね。
過労で亡くなる人が多いのは、
そのせいかもしれません。
自殺者が増えているのも、
関係があるのかもしれません。
やはり休みは必要だと思うのです。
『人を動かす』『話し方入門』などの名著で知られる
デ―ル・カーネギ―氏は、
『道は開ける』の中で一章を割いて、
休みの大切さを力説しています。
人間は活動し続ければ、疲れます。
疲労はいったん溜まると、どんどん蓄積して、
次第に活動をにぶらせます。
「だから、疲労と悩みを予防する第一の鉄則は、
たびたび休養すること、
疲れる前に休息せよ」
とカーネギ―氏は言うのです。
『七つの習慣』の著者である
スティーブン・R・コヴィー氏も、
休みの大切さを説いています。
彼が主張する成功するための7番目の習慣は、
「休むこと(刃を研ぐ)」
なのです。
といっても、休むとは、
何もしないことではないと思います。
普段はしない別の活動をして、
精神的にも肉体的にもリフレッシュすること。
あるいは、エネルギーを充電すること。
その一つの方法は、
日常生活から離れてみることです。
いいチャンスですから夏休みの過ごし方を
考えてみるのもいいかもしれません。
旅行、スポーツ、読書、
音楽や劇の鑑賞、祈りなど、
普段の仕事とは違う活動をして、
頭や心や体をリフレッシュできます。
楽しみながら精神的にも、肉体的にも、
ゆったり、リラックスできます。
同時に知的に自分を高めることができるかもしれません。
すると、休み明けの仕事では、気分も上々、
元気に仕事にとりくむことができるのです。
夏休みはただダラダラと過ごすのではなく、
リフレッシュを目的に、計画を立ててみては如何でしょうか。