人は幼児期には依存心によってまわりと結びつく。
両親、家族、隣人、学校、あるいはこれらを包む
地域社会というものだ。
やがて十代になると独立心が芽生え、
心理的に極端な変化をとげる。
親の支配から離れようとし、
無理をしても何でも自分の力でやろうとする。
ところが心の成長が伴っていないので
アンバランスな状態になりやすい。
成人してある程度成長すると、
幼児期の依存心と思春期の独立心のバランスがとれて、
人とお互いに依存し合うようになる。
これが理想的な人としてのあるべき姿だ。
ところが人は、無理にいい人になろう、
完璧な人間になろうとすると、
人としてのあるべき姿を見失ってしまう。
人に依存しない人生、
完璧に独立した人生こそが、
自由で理想的な人生だなどと
誤った考え方をしてしまう。
こうなると逆に心の自由を失ってしまう。
心が純粋に自由だと、
権利の尊重と相互に依存し合うという
成人の心理を成長させる。
人は依存心と独立心の両方を
あわせもつものだからだ。
このお互いに助け、頼り合う関係から、
自分を含むすべての人との関係、
平等、正義が生まれる。
※デューク・ロビンソン著「人の目なんか気にしない!」より
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要するに、
人は依存心ばかりでも
独立心ばかりでもダメだということですね。
自立した気持を持ちながらも
社会に依存しているという自覚も必要なのでしょう。
依存、と言う言葉はあまり良い印象を与えませんね。
あるがままの自分をこの社会は
受け入れてくれるという気持も
必要なのでしょう。
逆を言えば、
「どんな人だろうと受け入れる」
そういう気持も大切だと・・・