最悪のことが起きると、
初めて知ることがあったり、
それによって自分の力がアップする。
自分では、なかなか人生を変えられないものですが、
最悪なできごとが起こることによって、
自分の不健康なパターンが壊れ、
その後の人生が変わっていく。
本田さんは、
「借金はお金を増やすための祝福」だと言います。
借金ができたことによって、
それを返すために今以上に
お金を稼ぐ力がついてきます。
そうすると、借金を返し終わったとき、
借金はないわ、稼ぐ力はついているわで、
結果的にはそちらのほうが、
自分の能力を発揮できているというのです。
だから、リストラや倒産、離婚…、
ゼロになるできごとというのは、
神さまの祝福なんですね。
「あなたは、ゼロから何を変えますか?」という。
人生は、リセットできるから幸せになれるんです。
でも、振り返って見るとそうかもしれないけれど、
ピンチの只中にいるときはつらい…。
そんな時の、ピンチの対応法も教えてくれました。
1、最悪な時こそイヤな感情を感じ尽くし、
できれば笑い飛ばす。
笑い飛ばせない時は、思う存分、泣くこと
2、過去に同じように最悪だったことを思い出し、
その時なんとかなったのを思い出すこと
…想像できる最悪を覚悟して、
そうならないよう行動するのです
3、人生は、不平等でも公平にできていること
…お金がある人もない人も、
「幸せ」を感じられるのは平等なのです
4、人生のできごとに良いも悪いもないこと
…人生、最後に残るのは、良い悪いでなく、「
何を体験したか」です
5、すべては選択で変わること
これらのことをしたり、
考えたりするのがいいということです。
「何で問題が起こるのか?」
日々、楽しく平穏に暮らしたいと願う
すべての人が想うことですが、
その答えは
「問題がないと、ヒマでヒマでしょうがないから!」(笑)
悩んでもがいて苦しんで、
それを乗り越えたり、
支えられたりしているから、
毎日が充実しているのです。
人生はカラフルだから楽しいんですね。
「心配の本質は、してもいない借金の前払い利子」
と本田さんは言います。
だから、起こってもいない未来に
ムダな思考を走らせたりせず、
過去に起きたことも、
「最悪のことこそ、幸せの種」
ととらえて執着せず、
今、目の前で起きることを、
味わいながら地道に対処していくのが
いいいんでしょうね。
どんなことが起きても、
「きっと、よくなる!」
自分を信頼して、いろいろなことを経験して、
さらに幸せになりましょうね!
本田 健著「きっと、よくなる!」(サンマーク出版)より