今日は、絵本作家、のぶみさんのお話をします。
夢をかなえたい私たちに、元気と勇気をあたえてくれますよ。
▼のぶみさんは、小学校のときにひどいイジメにあっていました。
辛くて、苦しくて、寂しくて、
小学5年生のとき、自殺をしようと、
カッターナイフで自分の首を切りました。(手首でなく、首です)
血がドクドクと流れて、
ポタポタと太ももの上に落ちてきました。
それを見て、
やっと生きている自分を実感したそうです。
▼その後、イジメに立ち向かうために
「自分ルール」を作り、自分の道を進もうと決心します。
次第に、学校をドロップアウトします。
高校生のときには、
暴走族、池袋連合というチームの総長になり、
荒れた生活を送りました。
▼その後、保育士の専門学校に入学。
同じ学校で出会った
好きな女の子が絵本を好きだと聞き、
その子に認めてもらいたくて、
絵本を作るようになりました。
▼その子といっしょに絵本を作るうちに、
どんどん絵本作りにのめりこみます。
そして、決心します。
「絵本作家になろう!」と・・・。
▼まわりの人は、誰も本気にしませんでした。
「難しい世界だからね」
「できるのは、何万人にひとりだよ」
「才能、やっぱり才能がなきゃ」
完全否定されました。
▼のぶみさんは、絵がうまかったわけではありません。
むしろ保育士の専門学校でも
先生から一番下手だとみんなの前で馬鹿にされました。
でも、絵本作りが一番好きだったのです。
そして、それしかなかったのです。
▼絶対に絵本作家になると決意した彼は、
絵本を6000冊読破し、
300冊を書きためながら、
2年間出版社の持ち込みを続けました。
どこに行っても、
その間、ずっと断られ続けました。
▼でも、その持ち込みが縁で、
思いがけず
NHK教育テレビ「おかあさんといっしょ」のアニメに
採用されたのです。
そのアニメ、「ぼくのともだち」で大ブレーク。
ついに念願の絵本作家になれました。
現在、90冊以上を出版し、ベストセラーが多数あります。
▼それにしても、300冊書いて出版社をまわり、
2年間断られ続けたエネルギーは、並大抵ではありませんよね。
この熱意こそが、
彼の夢を実現させた原動力に違いないと思います。
▼でも、彼は意外にもこう言っているのです。
「お母さんが今まで人をたくさん助けてきたから、
みんなにいいことをいっぱいしてきたから、
僕のところにも運が来たのかもしれない」
▼それに続く、のぶみさんらしい言葉です。
(本書P.216~218から)
「キレイごとじゃない、カッコつけてんじゃない、
こんなこと書いて、いい人ぶってんじゃないんだ。
ホントに ホントに ホントに、心からそう思ってんだ、
じゃなくちゃこんなのおかしいよ、
こんなオレがでちゃいけないよ、
お母さんがいたからオレがいるんだ。
迷惑かけちまったけど、いまホントそう思う、
ホント言葉って難しいからよ、
うまく書けないけど、感謝してんだ、
ありがとうじゃ足りないよ、
感謝してますじゃ足りないよ、
生きてて良かったじゃ足りないよ、
チクショー! 頭が悪いからよ、うまく書けねぇけど、
ウソじゃないんだ、言葉にうまくできないよ。
ホント、お母さんのおかげだとずっとずっとずっと、そう思ってたんだ」
★ 今日の話から学べる幸運のヒント★
幸運は、それなりに努力した人のところにやってくる。
でも、その人はなぜか「〇〇さんのおかげ」と言う。
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【出典】のぶみ著『「自分ルール」でいこう!』http://tinyurl.com/cwg9ta
夢をかなえた絵本作家のミラクルストーリーです。
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※メルマガ「心の糧・きっとよくなる!いい言葉 」
2009.2.23 Vol.398 発行者 作家 中井俊已 より転載